システム開発に必要な設計とは何か

今まで参画したシステム開発のプロジェクトでは、作成する設計書の種類や書式はほとんどが既に決まっていて、それをベースに設計内容を考えていけばよいといった状況でした。最近、ゼロに近い状態から始まるプロジェクトにリーダー的な立場で関わることになり、作成する設計書の種類、書式を決めていく必要が出てきました。

設計書作りについてはこれまで「面倒な作業だな」くらいにしか感じていませんでしたが、今回改めて設計とは、設計書とは、を考えることになりました。その気になれば設計書を全く作らずにシステムを開発することも不可能ではないでしょうし、逆に、考え付く全ての情報を設計書として残すという選択肢もあり得ます。実際には投入できる人員数と時間、設計書作成で得られる効率性や保守性の向上度合、顧客との契約内容、プロジェクトの特性などの要素からバランスを取りつつどのような設計書を作成するのかを決定していくことになるのでしょう。改めて考えると結構奥が深いと感じます。

まだ答えは見つかりませんが、なんとか考えていきたいです。